阿蘇を食す旅 1 『山賊旅路』でお腹いっぱい、阿蘇郷土料理！

びっくりしました！
平日なのに、ほぼ満席！！







自分たちみたいな観光客も多いですが、地元の方々も多い！

一般客用のテーブル席や小上がり席。　別の部屋には団体用に座敷。
約100席もあるそうです。



天井を見上げると、すごいっ！





全国から集められた土鈴が飾ってあるのです。

人でも賑わってますが、この鮮やかな土鈴がまた賑わいを膨らませて・・・



そして、壁の至る所に貼り詰められたメニュー。





山賊むすびや高菜めし、だご汁、田舎どうふ、五目ごはん、
更には、黒豚のホルモン煮込と自家製ダレで焼いた焼ホルモンなどなど・・・。

伝統的な郷土料理は、ジャンクなものばかり食べ慣れた自分たちにはある意味新鮮ですよ。



席に着けば、緑茶と自家製高菜漬け。







この土地ならではのお出迎えですね～



さて、これほどのメニュー数、迷いますよね？！
そんな観光客向けの一番人気のセットがこれだそうです。

“たかなめし定食(手打ちだご汁付き)”(1,100円)







阿蘇高菜めしと、地だご汁の2つを一度に楽しめるセット。


ラーメン丼ほどはあるだご汁と、これまたドーム型に盛られた高菜めし。







他には、「冷ややっこ、山いも、大根おろし、竹の子煮、しその実」と盛りだくさん！！



だご汁！！

「だご汁」とは、だんごを入れた汁物のことで、
一日中農作業で忙しかった農家の方々が、食事の手間を省くために簡単に調理でき、そして自家製野菜などを入れ、最後にだごを入れて食べる栄養バランスも腹もちもよい、一石二鳥の料理として親しまれてきたそうです。

阿蘇に限らず、うちでもだご汁はよく出てますが、ここから伝わったのかなぁ～？？

中には、肉や魚はなく、お野菜がたーっぷり！



地粉を練って作られた、だご。

平たい麺のようなだごもあれば・・・






まとまって団子状のだごも。






ツルンと、ふんわりモッチモチ！

汁は、予想以上に濃いめの味噌の味付け。
地味噌を使われてるそうですが、そのまま飲むには少し濃いめで、だごや野菜を絡めながら食べるとベスト☆



お好みで、柚子こしょうや一味で変化を楽しむのもよし☆






真新しい味ではなく、素朴ながらも味わい深い懐かしい味。



そして、たかなめし！







お米は、阿蘇の湧水で育てた有機栽培コシヒカリ、『まぼろしの米ひみこ』。
高菜漬けも生産から漬け込みまでもちろん自家生産。


山いもと一緒に・・・







濃い味のだご汁とは対照的に、あっさりした味。
おそらく、炊きあがったご飯に高菜漬けを混ぜるというシンプルな作り方なんでしょう。

余計な油や味付けはなく、甘いお米を高菜の塩分と風味で食す！

だご汁とたかなめしを一緒に食べるには丁度いい味の濃さのバランス。



小鉢4品は、醤油をかけて召し上がったり、だご汁やたかなめしといっしょに味わったり・・・







肉や魚はなく、油による重さもないけど、この量はすんごくお腹いっぱいになります！！







阿蘇の大地を食べたぞーーという達成感に浸りながら、お店を後に・・・

『山賊旅路』
住所　熊本県阿蘇市黒川2127　　　電話　[phone]
営業時間　11:00～19:30　　　休日　水曜

山賊旅路 （郷土料理 / 阿蘇駅）
昼総合点★★★★☆ 4.0